探索!表町ぶらぶらまち歩き

 

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  ♪ 探索! 表町ぶらぶらまち歩きマップ ♪ 

 

大雲寺「日限地蔵」や、上之町・火事除けの「甚九郎稲荷」、「津田永忠」の住居跡など、多くの歴史がある表町商店街。
身近な景色の中にどんな歴史と物語が隠されているのか、さあ探索してみましょう!

 
 
 

 

「表町ぶらぶらまち歩きマップ」はGoogle Mapを使用しています。
マップ上のポイントをクリックすると、表町ゆかりの人物や場所の物語を読むことができます。

 
 
 

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   鳥人 幸吉(表具屋幸吉)

ライト兄弟が人類初の飛行(1903年)を成功させるより122年前、人類初?の空中遊泳を楽しんだのが、上之町で「紙屋」という表具屋の職人であった玉野市八浜出身の浮田幸吉です。
幸吉は蓮昌寺にいる鳥をよく観察し、その体重と翼の比率などから自らが飛ぶに足りる翼を作り上げたといわれています。
そしていよいよ天明5年(1785年)夏、旭川(中島河原)から付近の家の屋根に上りそこから勢いよく飛び出したということです。
大勢の人の中に突然現れたものですから大騒ぎになったらしく、今では「世界で初めて空を飛んだ人物」として讃えられるようなことですが、当時はこの騒動を起こした不埒なものとして岡山の町を追放となっています。
※余談 気球で初めて空中浮遊したのはフランスのモンゴルフィエ兄弟(1783年)
 
 
【 ゆかりの場所 】わがみやうめだ前 岡山市北区表町1丁目2-36 

鳥人幸吉

 
 
 

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   オランダおイネ 

オランダ商館の医師であるシーボルトの娘。日本初の女医。
現在の下之町商店会事務所あたりにあったとされる石井宗謙の屋敷で医学を学ぶ。
表町の東通が「オランダ通り」と呼ばれるのも、このオランダおイネに由来していますし、表町のシンボルマークのチューリップもオランダに由来しています。
毎年4月のはじめ、表町では「オランダおイネ花まつり」といっておイネを顕彰するイベントを開催しています。
 
 
【 ゆかりの場所 】 協同組合 岡山市下之町商店会  岡山県岡山市北区表町2丁目2-31 

おいね

 
 
 

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   今屋の大火事 / 備前太鼓唄(コチャエ)

♪備前岡山西大寺町 大火事に 今屋が火元で五十五軒 コチャ
   今屋が火元で五十五軒 コチャエー コチャエー
 
皆さんはどんな節回しが耳になじんでらっしゃいますか?どんな節回しにしろ、皆さんの地域の秋祭りで、だんじりや御神輿を引くのに使われている岡山の民謡ですね。今屋の大火事としてこの唄にも歌われている「今屋」は西大寺町にありました。
天保5年(1834)3月末、現在の西大寺町はオランダ通り上(ほろよいマンション付近)にあった、砂糖屋の今屋が火元と言われています。(当時隣接して呉服屋・下駄屋・玩具屋で、同名の今屋があったらしい)
結局この大火事で燃えたのは74軒と記録に残っているのですが、なぜ55軒とうたわれているのかは語呂合わせなのか、謎だそうです。
 

コチャエ

【 詞章 】
1番:備前岡山西大寺町大火事に 今屋が火元で五十五軒 コチャ 今屋が火元で五十五軒 コチャエコチャエ
2番:京橋へんの魚売り鯛や鯛 鱚ご屋鱧や蛤や コチャ 鱚ご屋鱧や蛤や コチャエコチャエ
3番:別嬪さんに貰うた手ぬぐいを川端の 柳の小枝にちょと掛けて コチャ 柳の小枝にちょと掛けて コチャエコチャエ
4番:御前は浜のお奉行様 潮風にもまれてお色が真っ黒け コチャ 潮風にもまれてお色が真っ黒け コチャエコチャエ
5番:出石三町小畑町裏は川 広瀬を上す高瀬舟 コチャ 広瀬を上す高瀬舟 コチャエコチャエ
※ソーライケ ソーライケ、ヒロセ ヒロセ オーニノミチュウヒロセなど各町独自のお囃詞が加えられている

 


「備前岡山獅子舞太鼓歌」は昭和39年2月3日に岡山市指定重要無形民族文化財指定されています。
(写真資料:岡山市教育委員会提供)

 
 
【 ゆかりの場所 】 ほろよいマンション 岡山市北区表町3丁目6-15 


 
 
 

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   栄町の鐘撞堂(かねつきどう)

寛文五年(1665)に建設され、改築を重ねながら栄町の角、現在の渕野歯科がある場所に昭和20年戦火で焼失するまで残っていた鐘撞堂は、20キロ四方に鳴り響き、市民に時を知らせると共に天変地異なども知らせていました。
この鐘撞堂には乱投(らんどう)狐の伝説が残っています。
この狐の大親分、若くてきれいな女性に化けて助平男をよく騙すと言われていたのですが、鐘撞堂が出来てから、うるさくてオチオチ寝てられないと、子分の狐たちを集めイタズラをするようになった。これに困った堂守はお供え物をして詫びを入れると同時に、鐘をつく前に「撞きま~す」と声掛けの後、小さく3回鐘を鳴らして本当の時を知らせるようになったと言われています。
 
 
【 ゆかりの場所 】栄町商店街 

鐘撞

 
 
 

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   山羽虎夫

国産自動車第1号を作り、走らせた偉人。千日前に電気器具の製造修理の工場を持っていた山羽虎夫は、森房造の依頼を受け、蒸気式自動車を作成。1904年京橋→三蟠(江並)までの約10kmを走行。完走した説と6km辺りで中止、あるいは京橋の坂を越えられなかったという説があるようだが、時速10-15kmで走行し、エンジンの技術よりもタイヤのゴムの問題でトラブルがあり、実用化には至らなかった。
当時の自動車は「山羽式蒸気自動車」と言われ、10人乗りのバスのような自動車。
 
 
【 ゆかりの場所 】千日前 

山羽虎夫

 
 
 

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   小西行長

小西 行長(こにし ゆきなが)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将、大名。肥後宇土城主。アウグスティヌスの洗礼名を持つキリシタン大名でもある。その岡山居住時の屋敷跡が現在の下之町天満屋本店あたりとされている。
当初は宇喜多氏に仕え、後に豊臣秀吉の家臣となる。文禄・慶長の役では女婿・宗義智らと共に主要な働きをし、序盤の漢城府占領の際には加藤清正と先陣の功を争った。関ヶ原の戦いでは西軍の将として奮戦したが、敗北して捕縛された。自殺を禁じられたキリシタンであったので、切腹を拒否して斬首された。
永禄元年(1558年)、和泉国堺の商人・小西隆佐の次男として京都で生まれた。
はじめ備前国福岡の豪商・阿部善定の手代であった源六(後に岡山下之町へ出て呉服商をしていた魚屋九郎右衛門)の養子となり、商売のために度々宇喜多直家の元を訪れていたが、その際に直家に才能を見出されて抜擢されて武士となり、家臣として仕えた。織田氏の家臣・羽柴秀吉が三木城攻めを行っている際、直家から使者として秀吉の下へ使わされた。この時、秀吉からその才知を気に入られ、臣下となる。
 
 
【 ゆかりの場所 】天満屋 

小西行長

 
 
 

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   津田永忠屋敷跡

津田 永忠(つだ ながただ、寛永17年(1640年) – 宝永4年2月5日(1707年3月8日))は、江戸時代前期の岡山藩士。岡山藩主の補佐役として土木事業を行い、藩の産業・生活の基盤造りに尽力した。
寛文9年(1669年)旭川の洪水から岡山城下を守るため、放水路である百間川を開削する。
後楽園の増築、閑谷学校の建設や、岡山市南部の新田開発などで活躍した。
 
 
【 ゆかりの場所 】津田永忠屋敷跡 岡山市北区表町2丁目4(白川紙店の前)

津田忠永

 
 
 

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   日限地蔵

大雲寺・日限地蔵尊。大雲寺の本尊は阿弥陀如来であるが、大雲寺がこの地に移転して来た時に掘り出された地蔵尊が「日限地蔵尊」として祀られ、境内の地蔵堂にも様々の地蔵尊が祀られている。毎月23日には、縁日が開かれ、夜店も立ち並ぶことから、一般的には、このお地蔵さんにお参りすることが大雲寺へお参りする目的となっている。
 
 
【 ゆかりの場所 】中国地蔵尊霊場 第2番 西山浄土宗 日限延命地蔵 法澤山 大雲寺(だいうんじ) 岡山市表町3-18-38

日限地蔵

 
 
 

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   木下大サーカス

世界三大サーカスの一つ。1902年創立の永い歴史を持ち日本の伝統芸能の至宝ともいわれる木下大サーカス発祥の地は表町千日前。
 
 
【 ゆかりの場所 】 木下サーカス株式会社 岡山市北区表町3-22-22 

木下

 
 
 

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   甚九郎稲荷

上之町にある火事よけのお稲荷様。
宇喜多家再興のため岡山に潜入した佐久間甚九郎が当地を視察中、多数の暴漢に襲われ危機に陥った際、天から霊光が燦然と輝き、白狐の声が轟いたため暴漢等はその場にひれ伏したので、甚九郎は九死に一生を得て脱出することができた。
町民はこの白狐は当地にあった稲荷神社の神であろうというようになり、それ以来甚九郎稲荷として大切に祀って来た。以来、この上之町に異変が起こるときは前もって白狐が鳴き、異変を町民に知らせるという。
現在も上之町に火災など災難が無いのも当社のお陰と、町民の深い崇敬を集めている。
 
 
【 ゆかりの場所 】岡山市北区天神町9-41 

甚九郎稲荷

 
 
 

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   大手まんぢゅう

北海道産あずきを使用した餡と、備前米を原料とした甘酒の風味が香る生地による大手まんぢゅうは絶妙な美味しさ。
株式会社大手饅頭伊部屋は天保八年(1837年)に初代伊部屋永吉が京橋町で創業。
当時の備前藩主池田侯から特に寵愛を受け御茶会の席には必ず伊部焼の茶器とともに愛用されていました。大手まんぢゅうの名称は、岡山城大手門の附近にあったため藩侯がつけたと伝えられています。
 
 
【 ゆかりの場所 】株式会社 大手饅頭伊部屋 岡山県岡山市北区京橋町8-2 

大手饅頭

 
 
 

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   京橋クルーズ

 京橋から犬島・豊島(てしま)・直島をむすぶ観光フェリー。お好きな時間、お好きな航路で瀬戸内海を周遊し、大小の島が連なる美しい風景、島と融合する現代アート、海上から眺める夕陽や夜景など、魅力あふれる瀬戸内を満喫。
岡山駅からバスに乗り、天満屋バスセンターで下車するとアーケード街が見えてきます。そこは下之町商店街と呼ばれる江戸時代から続く商店街です。8つの商店街から構成されそれぞれ異なった趣になっています。
 下之町商店街を南に500mほど進むと時計台が目に入ります。それは4つの商店街が交差する目印にもなっていて表町商店街のシンボル的な場所になっています。時計台へ差し掛かかり東に進路を変えると西大寺町商店街に名称が変わります。まっすぐ進んでいくと電車通りにぶつかり、京橋電停が目に入ってきます。そのまま電車通りを渡り直進していくと京橋の袂に立つ京橋交番が見えてきます。
 栄町の千阿弥橋があった場所(岡山市北区表町二丁目と三丁目の境界)には遺構がないのでその昔、人々は京橋西詰めを集合にしていました。京橋西詰には道路に関する二つの標識があります。明治初年の里程元標と大正時代の道路元標です。 他にも大正時代に建てられた迷子石や旧橋本町の町名碑、25歳でなくなった自由律の俳人住宅 顕信(すみたく けんしん)の歌碑もたっています。 この周辺は江戸時代前期には山陽道から二の丸へ向かう大手道でした。近くには小さな社がいくつかあります。そのひとつに西大寺町朝日稲荷神社がありその辺りが内堀だったそうです。
 江戸時代には三階建ての火の見櫓がありました。時を告げる鐘撞堂を兼ねていたので鐘撞堂と呼ばれていました。鐘撞堂は昭和二十年六月二十九日の岡山大空襲で焼へ現在はその姿を見ることは出来ません。
 西大寺町商店街アーケードの入口手前左に西大寺町などの由来を書いた説明板があります。宇喜多秀家が城下町作りの一環として、西大寺の門前から有利な条件で商人を呼び寄せ、西大寺町の名をつけたことや、赤穂浪士、早水藤左衛門、備前太鼓歌で有名な「今屋の火事」のことなどが書かれてあります。
 現在の京橋名物といえば、「京橋朝市」です。毎月第1日曜日に開かれ、魚介類、野菜、果物から日用雑貨、グルメが並べられ、多くの人々でにぎわいます。京橋町の北に隣接する内山下地区は、戦国時代の1573年、石山城(本丸:現、榊原病院跡)に入城した秀家の父、宇喜多直家が旧城下町を築いた頃の城郭(城下町)の主要部でした。内山下(うちさんげ)は城郭の天守・本丸の周囲の内側、城郭・城下町の主要な侍屋敷となっていた場所でした。内山下と 「町人の町」の中間位置にあった「商人の町」を中山下(なかさんげ)と呼び、内山下と同様に昔から現存している
地名です。
京橋交番の横から川原に降りるとそこは京橋港です。岡山城下の入口に位置し、岡山港の起源になった京橋港は、商業地域として発展した京橋町周辺の繁栄とともに備前岡山の主要港として発達しました。岡山港の整備が進んだ昭和時代半ばまで海運・海上交通の要所として栄えました。
 
 
 
【 ゆかりの場所 】 京橋 

京橋クルーズ

 
 
 

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   映画ロケ地

『先生!、、、好きになってもいいですか』(2017年 主演:広瀬すず・生田斗真)
主人公・響(広瀬すず)が先生(生田斗真)にフられ、雨の中歓楽街を歩き酔っ払い(野間口徹)に絡まれるシーン。このほか、京橋では二人の想いが通じ合うラストシーンが撮影された。
『8年越しの花嫁』(2018年 主演:土屋太鳳・佐藤健)
西大寺町アーケード下(焼鳥・飛鳥~隆文堂書店、西大寺町の電停)
尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)2人の出会いのシーン(居酒屋からの帰り道)のシーン、京橋の下(京橋クルーズ船着き場)では、病気で記憶をなくした麻衣のことを思い出している尚志のシーンなど表町エリアで多くのシーンの撮影が行われた。
 
 
【 ゆかりの場所 】オランダ通り「ほろ酔いマンション」 岡山市北区表町3丁目6-15 

ロケ地

 
 
 
 
 
 

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表町の提携駐車場のご案内


 

Ⓟ 天満屋第1・第2駐車場

住所 岡山市北区中山下2丁目3-30
営業時間 9:00~21:00
駐車場の詳細 第1駐車場:自走・高さ2.1m以下 301台、
第2駐車場:36台
料金・サービス 30分¥200
表町加盟店で¥2,000以上の利用で1時間無料

Ⓟ 天満屋表町パーキング

住所 岡山市北区内山下1丁目12-22
営業時間 24時間営業
駐車場の詳細 立体(自走式) 高 2.10m まで 245台
料金・サービス 【時間料金】 (全日) 8:00~20:00 最初の1時間¥300 以降30分毎¥150 / 20:00~8:00 60分¥100
【最大料金】 (全日) 8:00~20:00 ¥900 / 20:00~8:00 ¥500
表町加盟店で¥2,000以上の利用で1時間無料

Ⓟ ペガサスパーク城下

住所 岡山県岡山市北区天神町1-25
営業時間 24時間営業
駐車場の詳細 自走 高さ2.20 mまで 46台
料金・サービス 【時間料金】 (全日) 9:00-21:00 30分¥100 / 21:00-9:00 60分¥100
【最大料金】 (平日) 9:00-21:00 ¥700  (全日) 21:00-9:00 ¥700
表町加盟店で¥2,000以上の利用で1時間無料

 

※料金は変更となっている場合がございます。駐車前に予めご確認ください。